AIでブログ記事を書く手順|ネタ出しから公開前チェックまで

チャットAIに4つのプロンプトを送って、ネタ出し・構成・下書き・言い換えまで進め、無料の見直しプロンプトで採点するまでの手順です。AI(Claude)が実際にやった下書きと採点結果、つまずいた点もそのまま載せます。

AI(Claude)が書き、運営者が確認して公開した記事です。分担と確かめたもの →

目次

チャットAIに頼めば、ブログ記事の下書きは数分でできます。ただ、そのまま公開すると、AIのよくある言い回しや、根拠の無い言い切りまで自分の名前で出すことになります。

送るプロンプトは4本で、全部コピーして使える形で載せました。

このレシピは、AI(Claude)が下書きから見直しの採点までを通しで行って確かめたものです。

先に結論: 下書きは数分でできるが、体験と事実の確認は人にしかできない

  • 下書きは「読める」が「公開してよい」とは別: AI(Claude)の下書きは見た目は整っていたが、本文は頼んだ2,000字の半分以下(851字)で、決まり文句の書き出しと締め、根拠の無い言い切りが入っていた
  • 決まり文句と言い切りを消すと、本文は増えない: 1回直したあとの整合性は90点(合格)、法務は76点(不合格)。残った「必須」の指摘は字数だけで、足りない分を埋められるのは書く人の体験だけだった
  • 体験を埋めると、2本とも合格した: 2026年10月22日に運営者が体験を3か所(合計約370字)書き足して採点し直すと、法務82点・整合性94点。本文は1,459字で下限の1,500字に41字届かなかったが、今回の法務は字数を「推奨」にした(前回は「必須」)。同じプロンプトでも、指摘の重さは回によって変わる
  • AIに任せてよいのは、切り口を並べる・構成を作る・文章を整える・見直しの観点を挙げる、まで。体験を作らせず、数字・固有名詞・法律の話は自分で確かめる

このレシピでやること

表: このレシピでやること
順番 やること 使うもの
0 AIチャットを開く チャットAI
1 記事の切り口を3つ出してもらい、1つ選ぶ チャットAI
2 見出しだけの構成を作ってもらう チャットAI
3 下書きを書いてもらう チャットAI
4 自分の体験を入れて、自分の言葉に直す チャットAI+自分のメモ
5 公開前に、無料のプロンプト2本で採点する このサイトの Lv.1 プロンプト

AI(Claude)が手順1〜5を通しでやった時間は約5分でした。人がプロンプトを貼って返事を読み、直す時間はこれに含まれていません。

題材は「AIで作ったものを公開する前に確かめる5つのこと」にしました。自分の体験や、確かめられない数字が無くても書ける題材だからです。初めての1本は、こういう一般的な題材のほうが、手順そのものに集中できます。

AI(Claude)が作った実物は、全部そのまま公開しています。

手順0:AIチャットを開く

使うのは、会話で頼むと文章を返してくれるAI(チャットAI)1つだけです。まだ使ったことがなければ、先に生成AIで何ができる?の「AIチャットの始め方」を読んで、チャットの画面を開いておきます。

手順5では「新しいチャット」を使います。前の会話の流れを引き継がない、まっさらな会話のことです。開くボタンの場所や名前はサービスごとに違うので、使うサービスの画面で一度探しておくと、手順5で迷いません。

AI(Claude)は、ふつうのチャット画面ではなく、Claude Code という開発者向けの道具の上で作業しました。やりとりの形は同じで、プロンプトを文章で送り、文章で返事を受け取りました。

手順1:切り口を3つ出してもらう

いきなり「記事を書いて」と頼むと、AIが切り口まで決めてしまいます。先に案を並べてもらい、選ぶのは自分にします。

AIに送る文
ブログの記事を1本書きたいです。
テーマは「AIで作ったものを公開する前に確かめること」です。
読む人は、AIで絵や文章を作り始めたばかりの人です。
記事の切り口を3つ、それぞれ1行で提案してください。

書き換えるのは2か所: 「テーマは」の後ろのかぎかっこの中と、「読む人は」の文です。あなたが書きたいテーマと読んでほしい人に変えてから送ります。そのまま送ると、AI(Claude)と同じ題材の記事になります。

返ってきた3案のうち、「確かめる5つのこと(チェックリスト形式)」を選びました。ほかの2案(AIを使ったことを書くか/事実確認のやり方)は、5つの中の1項目として入れられたからです。

手順2:見出しだけの構成を作ってもらう

構成の段階で、字数と見出しの数を決めておきます。

AIに送る文
1番目の案で書きます。見出しだけの構成を作ってください。
条件:
- 2,000字くらいの記事
- 見出しは7つまで
- 各見出しの下に、書く内容を1行で

「1番目の案」は、手順1で自分が選んだ案の番号に変えます。

返ってきたのは「はじめに」「1.〜5.」「まとめ」の7見出しでした。見出しを上から読むだけで、記事の中身が分かる形です。ここで直したい見出しがあれば、下書きの前に直しておくと手戻りが減ります。

手順3:下書きを書いてもらう

AIに送る文
この構成で、ブログ記事の下書きを書いてください。
です・ます調で、2,000字くらいでお願いします。

返ってきた下書きは、見た目は整っていました。ただ、数えてみると問題がありました。

  • 字数が頼んだ量の半分以下: 見出しを除いた本文は851字でした(空白・改行を除いて数えた値)。この見本では、「2,000字くらい」と頼んでもそのとおりになりませんでした
  • 消しても意味が変わらない文: 書き出しは「近年、生成AIの進化により、誰でも簡単に文章やイラスト、音楽を作れるようになりました。」、締めは「ぜひ参考にして、AIとの創作を楽しんでください!」でした
  • 根拠の無い言い切り: 「似たものが無いか確かめておくと安心です」「5つのポイントを確認すれば、安心して作品を公開できるはずです」

この下書きは、レシピを書いたAI(Claude)自身が書いた見本です。ほかのチャットAIで同じ結果になるとは限りません。

全文は直す前の下書きで読めます。AIの下書きは「文章として読める」ことと「公開してよい」ことが別、というのがよく分かる見本です。

手順4:自分の体験を入れて、自分の言葉に直す

ここがいちばん大事な手順です。AIに体験を作らせず、自分のメモを渡して、入れる場所だけ決めてもらいます。

AIに送る文
下書きを、私の言葉に近づけたいです。
次のメモを、合いそうな見出しの下に入れてください。
メモに無い体験や数字は足さないでください。
足りないところは【ここにあなたの体験】と空けておいてください。

私のメモ:
- (自分が実際にやったこと・困ったこと・気づいたことを、箇条書きで3つ)

書き換えるのは「私のメモ:」の下だけです。かっこの行は消して、自分のメモを3行書いてから送ります。

「メモに無い体験や数字は足さないでください」の1行を入れておくのは、チャットAIが「私も最初は〜でした」のような、ありそうな体験を書いてしまうことがあるからです。AIを提供している会社のヘルプ(確認したのは Claude のヘルプ)にも、AIはもっともらしいのに間違った内容を書くことがあり、AIを唯一の情報源にしないよう書かれています(Claude のヘルプ・2026年10月1日時点)。

AI(Claude)には体験がありません。そこでこの見本では、メモを空のまま送り、体験の欄を【ここにあなたの体験】として3か所空けたままにしました。この欄は、書く人にしか埋められません。

手順5:無料のプロンプト2本で見直す

このサイトの Lv.1 プロンプトから、consistency.md(整合性・校正)と legal.md(法務)の2本を使いました。使い方は次のとおりです。

  1. プロンプトのファイルを開いて、全文をコピーする
  2. 冒頭の「サイトの情報」欄を、下の表を見ながら自分の内容で埋める
  3. 新しいチャットに貼り、末尾に下書きを貼って送る

「サイトの情報」欄の書き方

ブログをまだ持っていなくても、広告を使っていなくても埋められます。右の列は、そういう人の記入例です。

表: 「サイトの情報」欄の書き方
欄 何を書くか 記入例(ブログも広告もまだ無い人)
サイト名 記事を載せる場所の名前 まだ決めていない
主な読者 読んでほしい人 AIを使い始めたばかりの人
収益の方法 記事でお金を得る仕組み。「ASP」は、広告を出したい会社とブログをつなぐ仲介サービスのこと 広告なし
文体 文の終わり方 です・ます調
表記の決まり 同じ言葉の書き方をそろえるルール 「確かめる」に統一
FAQ の出どころ FAQ(よくある質問)の質問を、どこから持ってきたか FAQ なし
合格点 何点以上なら合格とするか 80点

上の表のうち「文体」「表記の決まり」「FAQ の出どころ」は consistency.md だけの欄です。legal.md には、代わりに次の3つの欄があります。

表: 「サイトの情報」欄の書き方(2)
欄 何を書くか 記入例(ブログも広告もまだ無い人)
広告である旨の表示の置き場所 「これは広告です」と書く場所 広告なしのため無し
利用している ASP の規約で禁止されていること 使っている ASP の規約にある禁止事項 ASP は使っていない(なし)
字数の下限 これより短いと内容が薄いと見なす字数 1,500字

合格点に、正解の決まった値はありません。このサイト(Alice in Sandbox)の合格点は80点です。迷ったら80点で数本試し、厳しすぎる・甘すぎると感じたら変える、という決め方ができます。AI(Claude)が実際に埋めた内容は、見直しの結果の冒頭にあります。

見本では、合格点を80点、字数の下限を1,500字にしました。採点はAI(Claude)が、プロンプトに書いてあるとおりに行いました。

1回目の結果(直す前)

表: 1回目の結果(直す前)
プロンプト 点数 主な指摘
consistency.md 82点(合格) 決まり文句の書き出しと締め、「とても」2回、「確認」と「確かめる」の表記ゆれ、法律の言い切りは要確認
legal.md 68点(不合格) 字数が下限1,500字未満(必須)、「安心」の言い切り2件、法律を根拠なしで断定、AIを使った注記が無い

おもしろかったのは、「AIを使ったことを書こう」と勧める記事なのに、記事自体にAIの注記が無かったことです。下書きを書いたのと同じAIでも、別の観点のプロンプトを当てると拾えました。

著作権の項目の「似たものが無ければ安心」は、言い切りすぎでした。文化庁の資料は、AIで作ったものを公開するときも通常の著作権侵害と同じ基準で判断されること、利用者がもとの作品を知らなくても、AIがその作品を学習していれば「もとにした」と推認されうることを説明しています(文化庁「AIと著作権」の「考え方」概要、2026年10月1日に確認)。検索で似たものが見つからなくても、問題が無いとまでは言えません。

1回直したあと

指摘のうち、文章の書き直しで直るものをAI(Claude)が1回だけ直しました。

表: 1回直したあと
直す前 直したあと
近年、生成AIの進化により、誰でも簡単に文章やイラスト、音楽を作れるようになりました。 AIに頼むと、文章もイラストも数分で形になります。
似たものが無いか確かめておくと安心です。 似たものが見つかったら公開をやめる目安になります。見つからなかったからといって、問題が無いとまでは言い切れません。
5つのポイントを確認すれば、安心して作品を公開できるはずです。 5つを確かめても、トラブルがゼロになるわけではありません。
(AIの注記なし) この記事は、AIで下書きを作り、書いた人が確かめて直しています。(採点したときの見本の文)

最後の行の注記は、採点のあとで直しました。この見本では、下書きも直しもAI(Claude)がしていて、人はまだ確かめていません。そこで公開している見本では、「AI(Claude)が下書きを作り、同じAI(Claude)が確かめて直した」という、実際にやったとおりの文に変えています。AIの注記は、決まった文を写すのではなく、実際に誰が何をしたかに合わせて書きます。

同じ2本でもう一度採点すると、整合性は90点(合格)、法務は76点(不合格)でした。法務で残った「必須」は字数だけです。直したあとの本文は1,072字(見出し・体験欄・空白・改行を除いて数えた値)で、下限の1,500字に届きません。

ここが、このレシピでいちばんのつまずきです。決まり文句と言い切りを消すと、本文は増えにくくなります。足りない分を、AIに一般論で水増しさせても中身は増えません。残りを埋められるのは、書く人の体験だけでした。

体験を埋めたあとの採点(2026年10月22日)

運営者が、見本の【ここにあなたの体験】の3か所を自分の体験で埋めました(合計約370字。draft-final.md)。書いたのは、公開した翌日に古い文が残っているのに気づいたこと、キャンペーン価格を表から外したこと、画面写真と検査スクリプトの使い分けの3つです。末尾のAIの注記も「書いた人(運営者)が体験を3か所書き足して読み直しました」に変えました。

同じ2本のプロンプトで、新しい会話で採点し直した結果です。

表: 体験を埋めたあとの採点(2026年10月22日)
プロンプト 体験を埋める前(10月1日) 体験を埋めたあと(10月22日) 残った指摘
legal.md 76点(不合格・字数が必須) 82点(◯基準到達) 字数が41字不足(推奨)、出典の会社名・資料名が無い(推奨)2件
consistency.md 90点(合格) 94点(◯基準到達) 「確認」と「確かめる」の混在1か所、80字を超える1文(どちらも推奨)

本文は1,459字(見出し・空白・改行を除く。末尾の注記を含む)で、下限の1,500字には41字届いていません。前回の採点はこれを「必須」にし、今回は「推奨」にしました。同じプロンプトでも、指摘の重さは回によって変わります。 点数の差よりも、残った指摘を自分で読んで、直すかどうかを決めてください。

なお、今回の採点は、プロンプトの出力の語を「◯合格 / ×要修正」から「◯基準到達 / ×要修正」に変えたあとのものです(2026年10月22日)。

あなたの完成ライン

このレシピのゴールは、【ここにあなたの体験】の3か所を自分の体験で埋め、2本とも合格点以上になることです。見本では、3か所で約370字を書いて2本とも合格点に届きました。点数がそろったあと、公開するかどうかは自分で決めます。

いちばん大事なこと: 体験は自分で書き、事実は自分で確かめる

AIに任せてよいのは、切り口を並べる、構成を作る、文章を整える、見直しの観点を挙げる、といった作業です。AIに任せてはいけないのは次の2つです。

  • 体験を作らせない: 「実際に使ってみたら」「私も最初は」のような文がAIの下書きに入っていたら、自分の体験でない限り消します。体験は【ここにあなたの体験】のように空けておき、自分で書きます
  • 事実の確認を任せきりにしない: 数字・固有名詞・法律や規約の話は、公式サイトや公的機関の資料で自分で確かめます。確かめられない文は削ります

見直しのプロンプトも、点数は目安です。今回は下書きを書いたAIと採点したAIが同じ AI(Claude)でした。自分の文章は甘く見やすいので、新しいチャットに貼るか、別のAIにも見せると、見落としが減ります。

気をつけること

  • 使ったAIサービスの規約を読む: 作った文章を商用で使ってよいか、表示が要るかは、サービスやプランごとに違います
  • 他人の文章を引用するときは区別する: かぎかっこや引用の枠で自分の文章と分け、自分の文章を主にして、出どころを書きます。引用は著作権法第32条の決まりで、条件は文化庁の資料で確かめられます。当サイトの考え方は「AIと著作権の考え方」にまとめています
  • 広告を貼るなら、広告だと分かるようにする: 紹介料を受け取るリンクがあるのに広告だと分からない表示は、2023年10月1日から景品表示法のステルスマーケティング規制の対象です(消費者庁)
  • 個人情報を貼らない: 下書きや見直しのためにAIへ貼る文章に、自分や他人の名前・メールアドレス・住所が入っていないかを先に確かめます
  • 見直しの点数は公開の許可ではない: legal.md の結果にも書かれるとおり、公開するかを決めるのは書いた人です

次にやること

  1. Lv.1 プロンプトから consistency.md と legal.md をコピーして、自分の下書きで1回試す
  2. 体験の欄を自分で埋めて、もう一度2本を回す
  3. 5本のプロンプト全部の使い分けと結果の読み方は、ブログ記事をAIに採点させる無料プロンプト5本で確かめる
  4. 自分で書いたメールやお知らせを直してもらいたいときは、AIで文章を校正・言い換えするプロンプトを読む
  5. note などのブログサービスで書いていて、自分のドメインに移るか迷ったら、noteから独自ドメインへ移行する目安を読む
  6. ブログに載せる自己紹介を書くなら、AIでプロフィール文を作るで長さ別に作る
  7. できた文章を自分のサイトに置くなら → 無料で公開する方法

作るのページで、ほかのカテゴリも見る →

この記事について

この記事でやった人

やったこと誰が
プロンプト4本を書いて送る(Claude Code 上)AI(Claude)
切り口・構成・下書きを書き、指摘を1回直す(チャットAIの役)AI(Claude)(レシピを書いたのと同じAI)
Lv.1 プロンプト2本(consistency.md・legal.md)で採点する(2026年10月1日・直す前と1回直したあと)AI(Claude)(下書きを書いたのと同じAI)
【ここにあなたの体験】3か所を自分の体験で埋める(合計約370字・2026年10月22日)運営者
体験を埋めたあと、新しい会話で同じ2本を送って採点し直す(2026年10月22日)AI(Claude)(新しい会話)
記録と記事を書くAI(Claude)
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