1つの契約で複数サイトを動かす|マルチドメインの手順と費用

サーバー代は1つのまま、増えるのは主にドメイン代。レンタルサーバーのマルチドメインの仕組みと追加の手順、更新料やプランの上限など条件しだいでかかる費用、Cloudflare で静的サイトを無料で載せる方法をまとめます。

AI(Claude)が書き、運営者が確認して公開した記事です。分担と確かめたもの →

目次

サイトを1つ公開すると、「別のテーマでもう1つ作りたい」と思う場面が来ます。そのたびにサーバーを契約し直すと、毎月の支払いがサイトの数だけ増えていきます。

この記事は、すでにサイトを1つ持っている人(またはこれから持つ人)に向けて、1つのサーバー契約のまま2つ目以降のサイトを動かす方法と、そのときにかかる費用をまとめたものです。内容は各社の公式情報をもとにした一般的な手順で、料金や上限はすべて2026年10月1日時点の値です。

結論: 1つの契約で複数のサイトは動かせる。ただし条件がある

多くのレンタルサーバーは、1つの契約に複数の独自ドメイン(〇〇.com のような自分専用の住所)を登録できます。この使い方が「マルチドメイン」です。この記事で取り上げるエックスサーバー・ConoHa WING・ロリポップ!(五十音順)は、どれもマルチドメインに対応しています(エックスサーバー 機能一覧、ConoHa WING 機能一覧、ロリポップ! マルチドメイン設定)。

サーバー代は1つのままで、サイトを増やしたときに増えるのは主にドメイン代です。ただし、次の条件しだいでほかの費用がかかります。

表: 結論: 1つの契約で複数のサイトは動かせる。ただし条件がある
追加でかかりうる費用 どんなときに
ドメインの更新料 2年目以降。「初年度0円」は2年目から有料。「永久無料」も条件を外れると有料になる
上位プランの料金 契約中のプランのドメイン数・データベース数の上限を超えたとき
上位プランの料金 容量や処理能力が足りなくなったとき
Cloudflare の有料プラン(Cloudflare で静的サイトを載せる場合) 静的でない部分(プログラムを動かす部分)が無料枠を超えたとき

それぞれの中身は後の章で、公式ページへのリンクつきで説明します。

1年でいくら増えるか: .com なら1サイトあたり1,700円台

いちばん多いのは、サーバー代は増えず、ドメインの更新料だけが増えるケースです。.com の更新料は、確認できた国内3社がどれも1年1,700円台でした(税込。各社の金額と確認した日付はサイト名・ブログ名の決め方の料金表)。

この値で計算すると、サイトを1つ足すごとに1年あたり1,700円台、2つ足せば3,400円台が増えます。

サーバーの特典で取った無料ドメインを使うなら、条件を満たしているあいだは0円です。ほかの会社の更新料は今回確認できていないので、上の計算には入れていません。上位プランへの変更が必要になった場合は、その差額が別にかかります。

マルチドメインの仕組み: 1つの契約に、ドメインごとのフォルダを並べる

マルチドメインの仕組みは、3つの段階で考えると分かりやすくなります。

  1. 1つの契約(サーバー)の中に、
  2. 複数のドメインを登録し、
  3. ドメインごとに別々のフォルダを割り当てる。

訪問者が a.com を開くと a.com 用のフォルダの中身が、b.com を開くと b.com 用のフォルダの中身が表示されます。フォルダの作られ方は会社によって違います。

DNS: ドメインを「どのサーバーに向けるか」の設定

ドメインを登録しただけでは、そのドメインはサーバーにつながりません。ドメインの登録先(レジストラ)で、ネームサーバーをサーバー会社が指定するものに変える必要があります。ネームサーバーは、「このドメインのサイトはどのサーバーにあるか」を答える案内役です。

  • エックスサーバーは ns1.xserver.jp などを指定しています(同社マニュアル)。
  • ConoHa WING は、ネームサーバーを変えればドメイン追加時に DNS の設定が自動で入る、と公式サポートに書かれています(ConoHa WING ドメインの追加)。指定するネームサーバー名は、今回の確認では確かめきれていません(記事末の「確認できなかったこと」)。
  • ロリポップ!は uns01.lolipop.jp・uns02.lolipop.jp を指定しています(同社マニュアル)。

設定が世界中に行き渡るまでの時間は、エックスサーバーが「数時間〜最大24時間程度」、ロリポップ!が「24〜72時間」としています。設定した直後に表示されなくても、すぐに失敗と決めつけずに待つ時間をみておきます。

SSL: 追加したドメインにも無料で付けられる

SSL は、URL を https:// で始めて通信を暗号化する仕組みです。エックスサーバー・ConoHa WING・ロリポップ!の3社とも、無料の独自 SSL を用意しています(各社の機能ページ、2026年10月1日時点)。

エックスサーバーでは、ドメインを追加すると同時に無料独自 SSL が設定されます。ドメインの状態によって同時に設定できなかったときは、あとから SSL の設定画面で追加します(ドメイン設定マニュアル)。

通常のサイト公開に有料の SSL を必須とする記載は、3社の公式ページには見当たりませんでした。3社の公式ページを見た範囲では、サイトを増やしても SSL の費用は増えないと考えられます。

追加でかかる費用と、プランの上限

ドメインの更新料: 初年度の価格と2年目以降は別

ドメインは1年ごとの更新が基本で、取得するときの価格と、2年目以降の更新料は別です。たとえばエックスサーバーのドメイン料金表では、新規取得「0円〜」は過去に契約のない新規申込者向けの価格で、更新料は別に設定されています(エックスサーバー ドメイン料金、2026年10月28日に確認)。

サイトを1つ増やすごとに、この更新料が毎年1つ分増えます。.com なら、上の「1年でいくら増えるか」で計算したとおり1年1,700円台です。

「無料ドメイン」には条件がある

サーバー契約の特典として、独自ドメインが無料になることがあります。便利ですが、条件を外れると更新が有料になります。

表: 「無料ドメイン」には条件がある
会社 無料ドメインの条件(2026年10月1日時点) 出典
エックスサーバー スタンダードの新規契約で、12か月以上なら1つ・24か月以上なら2つ。自動更新の設定が必要で、「サーバー契約が有効である限り」無料 独自ドメイン永久無料特典
ConoHa WING WINGパックで2つまで。1つ目は人気の20種類、2つ目は .online・.space・.website・.tech・.site・.fun・.tokyo・.shop の8種類から ConoHa WING 料金
ロリポップ! ハイスピード・エンタープライズは12か月以上の契約でドメイン2つが永久無料(料金ページの表示。細かい条件は確認できず) ロリポップ! 料金

エックスサーバーでは、特典のドメインを他社へ移管するときにドメイン1年分の更新料金がかかります。ConoHa WING では、WINGパックのサーバーを解約するか通常料金へ変更すると、翌年以降のドメイン更新費用が有料になると案内されています(ConoHa サポート)。

無料の枠は2つまでのことが多いので、3つ目以降のサイトのドメインは、最初から更新料を払う前提で考えておきます。

プランの上限: ドメイン数とデータベース数

WordPress のようにデータベース(記事などを保存する入れ物)を使うサイトは、サイトごとにデータベースを1つ使うのが一般的です。プランによっては、ドメイン数とデータベース数に上限があります。

表: プランの上限: ドメイン数とデータベース数
項目(2026年10月1日時点) エックスサーバー スタンダード ConoHa WING ベーシック ロリポップ!ライト ロリポップ!ハイスピード
独自ドメイン数 無制限 無制限 公式内で表記が分かれている(下記) 無制限
データベース(MySQL) 無制限 無制限(1個あたり5.0GB) 50 無制限
容量 NVMe 500GB SSD 500GB 350GB 700GB
転送量の追加課金 なし(無制限) なし なし(無制限) なし(無制限)

出典: エックスサーバー 機能一覧、ConoHa WING 機能一覧、ロリポップ! 料金

ロリポップ!の独自ドメイン数は、料金ページとマルチドメイン設定マニュアルで数字が食い違っていて、正しい値を確かめられませんでした。ライトやスタンダードで多くのサイトを持つ予定がある人は、料金ページとマニュアルの両方を見たうえで、サポートに問い合わせてください。また、ロリポップ!のエコノミーは MySQL が無いため WordPress を使えません(料金ページ)。

容量と処理能力: 足りなくなれば上位プラン

容量はプランごとに決まっていて、サイトを増やしてもその枠は増えません。エックスサーバーは公式の解説で、マルチドメインは1つのサーバーを複数のサイトで共有するためリソースが不足しやすく、不足すると表示が遅くなったり表示できなくなったりするおそれがある、と書いています(エックスサーバー「マルチドメインとは」)。

エックスサーバーは、CPU とメモリの量をサーバーアカウントごとに保証しています(サーバー仕様)。保証はアカウント単位なので、同じアカウントに載せたサイトは、この枠を分け合うと考えられます。アクセスの多いサイトが1つ出てきたら、上位プランか、そのサイトだけ別の契約に移すことを考える時期です。

静的サイトなら、Cloudflare の無料プランという道もある

静的サイトなら、Cloudflare の1つの無料アカウントで、2つ目以降のサイトも追加料金なしで載せられます。 増えるのはドメイン代だけです。

静的サイトは、HTML・CSS・画像だけでできたサイト(表示のたびにプログラムを動かさないサイト)のことです。レンタルサーバーと Cloudflare のどちらが向いているかは、AIで作ったものを無料で公開する方法で比べています。

無料・無制限なのは、静的なファイルの配信

Cloudflare には、サイトを載せる方法が2つあります。Workers(Cloudflare の上で小さなプログラムを動かすサービス。静的なファイルの配信もできる)と Pages(静的サイト向けのサービス)です。2026年10月1日時点の公式ドキュメントでは、次のようになっています。

サイトが100を超えない限り、数の上限を気にする必要はほとんどありません。

有料になりうるのは、プログラムを動かす部分

注意したいのは、プログラムを動かす部分は無料・無制限ではないことです。お問い合わせフォームの処理のように、Workers のプログラムが動くアクセスは、Free プランでは1日の回数に上限があり、超えた分はエラーになります(上限の数字はAIで作ったものを無料で公開する方法の「ログイン・データ保存・投稿機能が要る」と、Static Assets の料金と制限)。

静的なファイルを返すだけのアクセスは、この回数とは別枠で無料・無制限です。ただし、どのアクセスでも先にプログラムを動かす設定にすると、静的なファイルへのアクセスもこの回数に入ります(同じページ)。

独自ドメインをつなぐ条件

独自ドメインを使うには、そのドメインを Cloudflare に登録しておく必要があります。Cloudflare では、登録したドメイン1つ分の管理単位を「ゾーン」と呼びます。

  • Workers で独自ドメインを使うには、そのドメインのゾーンが必要(カスタムドメイン)。
  • Pages で example.com のようなルートのドメインを使うときも、ネームサーバーを Cloudflare に変える必要がある。blog.example.com のようなサブドメインなら、他社の DNS のままでも設定できる(Pages のカスタムドメイン)。
  • Cloudflare Registrar では、レジストリと ICANN の料金そのまま(上乗せなし)でドメインを取得・更新できる(Cloudflare Registrar)。金額は今回確認できていません。

Cloudflare 側で独自ドメインの SSL 証明書が無料で自動発行されるかどうかは、今回確認したページには記載がありませんでした(記事末の「確認できなかったこと」)。

マルチドメインの設定手順(ドメインを追加する共通の流れ)

会社ごとに画面は違いますが、流れは共通しています。ここでは公式マニュアルに書かれた流れをまとめます(各社の画面は今回は操作していないため、細かい表示は公式ページで確認してください)。

  1. ドメインを用意する: ドメインの登録先で取得するか、サーバーの特典で取得する。
  2. サーバーにドメインを追加する: 管理画面のドメイン設定から、新しいドメインを登録する。
  3. ネームサーバーを変える: ドメインの登録先で、サーバー会社が指定するネームサーバーを設定する(サーバーの特典で取ったドメインは、設定済みのことがある)。
  4. 反映を待つ: 数時間〜72時間ほど。待つ間にフォルダへサイトのデータを置く。
  5. 無料 SSL を確かめる: ドメインがサーバーを向いたら、SSL の設定画面で状態を見る。追加と同時に設定されていなければ、ここで追加する。
  6. 表示を確かめる: https://新しいドメイン/ で、意図したサイトが鍵マーク付きで表示されるかを見る。

各社の公式手順ページは次のとおりです。

表: マルチドメインの設定手順(ドメインを追加する共通の流れ)
サーバー 管理画面での入口(公式マニュアルより) 公式手順
エックスサーバー サーバーパネル →「ドメイン設定」→「ドメインを追加」 ドメイン設定
ConoHa WING コントロールパネル →「WING」→「サーバー管理」→「ドメイン」→「+ドメイン」 ドメインの追加
ロリポップ! ユーザー専用ページ →「独自ドメイン設定」(ドメインと公開フォルダを入力) マルチドメイン設定

サーバー会社によっては、作業の前に設定画面を対象のドメインへ切り替える作りになっています(例: ConoHa WING のドメインの切り替え)。サイトが増えると、別のサイトの設定を変えてしまう取り違えが起きやすくなります。作業前に、画面に出ているドメイン名を確かめる習慣をつけておきます。

マルチドメインのデメリット: 1つの契約にまとめるリスク

費用は抑えられますが、まとめることで弱くなる点もあります。エックスサーバーの公式解説(マルチドメインとは)は、次の3つを挙げています。

  • リソースの取り合い: 1つのサイトにアクセスが集中すると、同じサーバーのほかのサイトも遅くなるおそれがある。
  • 被害の広がり: 1つのサイトが不正アクセスなどの被害に遭うと、ほかのデータにも波及しやすい。
  • 人為的なミス: 複数のサイトのデータと設定をまとめて管理するため、削除や設定の間違いが起きやすい。

次の2点は公式の出典がない一般的な注意です。

  • サーバー契約の支払いが失敗したり、契約を解約したりすると、その契約に載せたサイトが全部同時に止まりうる。
  • 自動バックアップ(エックスサーバーは14日分、ConoHa WING は1日1回・14日分。各社機能ページ)はサーバー単位の機能と考えられるため、サイトごとに戻したいときに備えて、自分でも別の場所にバックアップを取っておく。

WordPress などを使うなら、すべてのサイトの本体とプラグインを最新に保つことが、被害の広がりを防ぐ基本になります。

確認できなかったこと

⚠️ 次の点は、2026年10月1日の確認では公式ページで確かめきれませんでした。契約や設定の前に、各社の公式ページかサポートで確かめてください。

  • ConoHa WING で指定するネームサーバー名
  • ロリポップ!ライトなどの独自ドメイン数(料金ページとマニュアルで数字が違う)と、ハイスピードなどの無料ドメイン特典の細かい条件
  • ConoHa WING・ロリポップ!での .com の更新料と、Cloudflare Registrar での金額
  • Cloudflare で独自ドメインの SSL 証明書が無料で自動発行されるか
  • Cloudflare が、新しい静的サイトに Workers と Pages のどちらを勧めているか
  • 各社の管理画面の実際の表示(今回は操作していない)

2つ目のサイトを足す前のチェックリスト

  • ☐ 契約中のプランの独自ドメイン数・データベース数の上限を、公式ページで確かめた
  • ☐ 新しいドメインの2年目以降の更新料を確かめた
  • ☐ 「無料ドメイン」を使うなら、無料が続く条件(契約期間・自動更新・解約時の扱い)を確かめた
  • ☐ 容量の残りと、アクセスが増えたときの移り先(上位プラン・別契約)を考えた
  • ☐ 静的サイトなら、Cloudflare の無料プランで載せる方法と比べた
  • ☐ ネームサーバーの変更と、反映を待つ時間の段取りを決めた
  • ☐ 追加後に https:// で表示されることを確かめる
  • ☐ サーバーとは別の場所に、自分でバックアップを取る方法を決めた

このサイトの構成

このサイト(Alice in Sandbox)は、静的な HTML を Cloudflare Workers の静的アセットで公開しています。ドメインは Cloudflare Registrar で取得し、Workers の Free プランの範囲で動いています。設定ファイルの書き方からデプロイ、www と http の転送までの手順は、Cloudflare Workers で静的サイトを独自ドメインで公開する手順にまとめています。

サイトを増やすときにかかる費用は、サーバー代ではなく、ドメインの更新料とプランの上限で決まることがほとんどです。料金と上限は変わることがあるため、上の項目は契約の直前に公式ページで確かめてから、2つ目のサイトを追加してください。

この記事について

この記事でやった人

やったこと誰が
3社の公式の機能・料金・マニュアルと Cloudflare の公式ドキュメントを読んで手順と費用をまとめる(2026年10月1日時点)AI(Claude)
.com の更新料から、サイトを1つ足すごとに増える年間の費用を計算するAI(Claude)
確認できなかった点を書き分ける(各社の管理画面は操作していない)AI(Claude)
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