AIで作った曲を公開する前に確かめること|規約・著作権・声・公開先のチェックリスト

AI作曲サービスで作った曲を、動画サイトや音楽配信、ブログに出す前に確かめたいことをまとめました。サービスの規約(作ったときのプラン)、著作権、実在の人の声、公開先ごとのルールを、2026年10月10日時点の公式情報で確かめています。

AI(Claude)が書き、運営者が確認して公開した記事です。分担と確かめたもの →

目次

AI作曲サービスを使うと、歌詞と雰囲気を伝えるだけで歌入りの曲ができます。作るのは数分でも、公開する前には確かめることがいくつかあります。同じ曲でも、作ったときのプランや出す場所によって、できることが変わるからです。

この記事は、AI(Claude)が公式の規約・ヘルプ・公的な資料を2026年10月10日に調べてまとめたものです。規約は予告なく変わるので、公開する前に、それぞれのリンク先で最新の内容を確かめてください。この記事は法的な助言ではありません。迷ったときは専門家に相談してください。

先に結論: 公開前に確かめる5つのこと

  • 作ったときのプラン: 無料プランで作った曲は、個人的・非商用の利用に限られるサービスがある(Suno はそう定めている)
  • ダウンロードの仕方: 商用で使えるのは、決められた方法でダウンロードした曲だけ、というサービスがある
  • 既存の曲に似ていないか: AIで作った曲でも、既存の曲に似ていれば著作権の問題になりうる。「知らなかった」が通らない場合もある
  • 実在の人の声をまねていないか: 多くのサービス・配信先が禁止している
  • 出す場所のルール: 動画サイトの開示の項目、音楽配信の受付条件は、場所ごとに違う

チェックリスト

  • ☐ 曲を作ったとき、どのプランに入っていたか確かめた
  • ☐ 商用利用できる方法でダウンロードした
  • ☐ プロンプトに、実在の曲名・歌手名を入れていない
  • ☐ 自分で聞いて、知っている曲に似ていないか確かめた
  • ☐ 実在の人の声に似せていない
  • ☐ サービスが付けた透かしやメタデータを消していない
  • ☐ 出す場所(動画サイト・音楽配信)のルールを確かめた

1. 作ったサービスの規約: 「作ったときのプラン」で決まる

AI作曲サービスでは、作った曲の扱いが、作ったときのプランで変わることがあります。ここでは Suno を例に、利用規約(2026年8月10日改訂・2026年9月3日施行)とヘルプの内容を、2026年10月10日時点でまとめます。

表: 1. 作ったサービスの規約: 「作ったときのプラン」で決まる
確かめること 無料プラン 有料プラン(Pro・Premier)
曲の権利 Suno に残る(ヘルプ) 加入中に作った曲は、Suno が持つ権利を利用者に譲る(規約)
商用利用 できない(適法・個人的・非商用の目的に限る)(規約) できる。ただし、決められた方法でダウンロードした曲に限る(規約)
解約したあと — 解約前にダウンロードした曲の商用利用の権利は残る(規約。ヘルプにも同じ説明)
著作権が成立するか Suno は保証しない(規約) 同じく保証しない(規約)
リミックス 商用利用できない(規約) 商用利用できない(規約)
透かし・メタデータ 出どころ・プラン・状態を隠す、偽る目的で消す・変えるのは禁止(規約) 同じく禁止(規約)

気をつけたいのは、次の3つです。

  • 判断の基準は「作ったときに加入していたか」です。ヘルプは、作ったときに有料プランに加入していたかで権利が決まると説明しています。あとから有料プランに入った場合の扱いは、ヘルプには書かれていません
  • 2026年9月3日からダウンロードの回数に上限ができました。 有料プランでも月ごとの回数が決まっていて、商用で使えるのは、その枠の中で正規にダウンロードした曲です。無料プランの回数は、ヘルプのページどうしで説明が違ったため、自分のアカウント画面で確かめてください
  • Suno が出力に付けた透かし・メタデータを、出どころ・プラン・状態を隠したり偽ったりする目的で消す・変えることは、規約で禁止されています(2026年9月3日施行の規約。2026年10月13日に原文で確認)。どのタグが「Suno が付けたメタデータ」にあたるかは、規約には書かれていません。個人情報を消したいときも、何を消すかを決めてから作業します。画像の記事では、書き出し直しで埋め込み情報が残りません。扱いの違いはAIと著作権の考え方にあります

Suno へのクレジット表記(「Suno で作りました」と書くこと)を求める文言は、2026年10月10日時点の規約とヘルプには見当たりませんでした。ほかのサービスでは条件が違うので、使ったサービスの規約で確かめます。

2. 著作権: AIが作った部分には、著作権が生じないことがある

自分の曲として守られるか

文化庁の「AIと著作権に関する考え方について」(2024年3月)は、AIへの指示がアイデアにとどまる場合について、「当該AI生成物に著作物性は認められない」としています。

曲に当てはめると、次のように考えられます。

  • 自分で書いた歌詞は、自分の作品として守られうる
  • プロンプトだけでAIが作ったメロディーや伴奏は、著作物にならない可能性がある
  • AIが作ったものに、人が創作的な手を加えた部分は、通常、著作物と認められうる

最終的には、裁判所が個別に判断します。JASRAC のガイドライン(2026年3月30日更新)も、簡単な指示でAIが自律的に作った歌詞・曲は管理しない、としています。

既存の曲に似ていないか

同じ文化庁の資料では、AIを使った場合も、人が作った場合と同じく「似ているか(類似性)」と「元にしたか(依拠性)」の両方で、著作権の侵害かどうかを考えるとしています。

  • プロンプトに既存の曲名や歌手名を入れると、その曲を元にしたと判断されやすい
  • 自分がその曲を知らなくても、AIの学習データにその曲が入っていれば、通常は元にしたと推認される、と整理されている
  • 作るだけなら私的な使用の範囲でも、公開すると侵害になりうる

公開する前に、自分で聞いて、知っている曲に似ていないかを確かめます。似ていると感じたら、その曲は公開しないのが安全です。

3. 声: 実在の人の声に似せない

表: 3. 声: 実在の人の声に似せない
公開先・サービス 声についての決まり(2026年10月10日時点)
Suno 他人の声のモデルを作ることを禁止(利用規約)。実在の人の声や肖像を許可なく使うことも禁止(コミュニティガイドライン)
Spotify なりすまされた本人が許可した場合を除き、声のなりすましは不可(2025年9月25日の発表)
DistroKid 許可なく他人の声・姿・名前をまねるのは不可(ヘルプ)
YouTube 実在の人が言っていないことを言ったように見せる場合は開示が必要(ヘルプ)

声そのものは、著作権で守られるものではない、と文化庁の資料で整理されています。ただし、著作権とは別の問題になりえます。経済産業省の資料(2025年)は、俳優や声優などの肖像や声の利用が、事案によっては不正競争防止法の周知表示混同惹起行為・誤認惹起行為などに当たりうる、ただし声がどれだけ知られているかや使い方で個別に判断する、と整理しています。パブリシティ権(有名人の名前や姿が持つ、人を引きつける力を守る権利)は、これとは別の権利です。パブリシティ権の最高裁判決(2012年2月2日)は写真についての事案で、声について判断したものではありません。

4. 出す場所ごとのルール

ここに書いたのは、2026年10月10日時点の各社のヘルプと発表の内容です。

YouTube

  • 開示: YouTube のヘルプでは、AIで作った音楽が動画の主役になる場合を、開示が必要な例に挙げています。アップロード画面の開示の項目を確かめます。開示しても、収益化の資格には影響しないと説明されています
  • 収益化: 2025年7月15日に、方針の名前が「inauthentic content」に変わりました。一般的なテンプレートで大量に作ったように見えるAI生成のコンテンツは、収益化の対象外です。AIを使うこと自体は、作り手の工夫が表れていれば問題ないとされています
  • 著作権の申し立て: 申し立てを受けたときは、まず自分が必要な権利を持っているか(作ったときのプラン・ダウンロードの仕方)を確かめます。異議の申し立ては取り消せません

音楽配信(Spotify・Apple Music など)

個人が配信するときは、配信代行サービスを通します。代行サービスごとに、AIで作った曲の受付条件が違います。

表: 音楽配信(Spotify・Apple Music など)
配信代行 AIで作った曲の条件(公式ヘルプ・2026年10月21日確認)
TuneCore Japan 100%AIで作った曲は承認されない可能性がある。人がプロンプトを入れただけの場合も「100%AI生成」に含む。AIサービスの利用に必要な許諾を取っていること、学習データなどが第三者の権利を侵害しないことも要件
DistroKid AIツールで作った曲も受け付ける。AIの出力を含めて、配信する権利を100%持っていることが条件。なりすまし・大量生成のスパム・権利侵害は不可

TuneCore Japan の条件のとおりなら、プロンプトだけで作った曲は配信できない可能性が高いと読めます。条件は変わることがあるので、配信する前に、それぞれのヘルプの原文を確かめてください。

Spotify は、大量アップロードや重複などを見分けるスパム対策と、配信代行から届いたAIの使用申告をアプリに表示する仕組みを発表しています。

自分のブログやサイト

自分のサイトに音声を置くときも、1の規約がそのまま当てはまります。広告やアフィリエイトがあるサイトに載せることが「商用」にあたるかは、規約に例として書かれていませんでした。迷うときは、有料プランで作り、決められた方法でダウンロードした曲を使うのが確実です。

調べた資料

表: 調べた資料
資料 確かめた内容
Suno 利用規約・ヘルプ 権利・商用利用・解約後・ダウンロード・透かし
YouTube ヘルプ(開示)・同(収益化) AI音楽の開示・収益化の方針
Spotify ニュースルーム 声のなりすまし・スパム対策・AIの使用申告
TuneCore Japan ヘルプ・DistroKid ヘルプ AIで作った曲の受付条件(2026年10月21日に原文を確認)
文化庁 AIと著作権 著作物性・類似性と依拠性
JASRAC AIを利用した作品の取り扱い AIが自律生成した歌詞・曲の扱い
経済産業省 肖像と声のパブリシティ価値に係る現行の不正競争防止法における考え方の整理について 声と不正競争防止法(2026年10月21日に原文を確認)
最高裁 平成24年2月2日判決 パブリシティ権の考え方

2026年10月10日に確認しました。TuneCore Japan・DistroKid のヘルプと経済産業省の資料は、2026年10月21日に原文を開いて確かめ直しました。

奏でるレシピの順路

① AIと歌詞を作る → ② その歌詞で1曲作る(②は、①とは別の8行の歌詞で作った記録です) → ③ 公開前に確かめる

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この記事について

この記事でやった人

やったこと誰が
公式の規約・ヘルプ・公的な資料を調べる(2026年10月10日)AI(Claude)
TuneCore Japan・DistroKid・経済産業省の原文を確かめ直す(2026年10月21日)AI(Claude)
チェックリストと記事にまとめるAI(Claude)
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