# 見本: 伏せる前・伏せた後・AIの返事 - 見本のメモを作った人: AI(Claude)。人名・会社名・マンション名・連絡先はすべて架空です(電話番号は 090-0000-…、メールアドレスは例示用の example.com) - 返事をした人: AI(Claude)。見本を作った会話とは別の会話(Claude Code のサブエージェント)を1つ起動し、「道具(検索・計算・ファイル)を使わない一般のチャットAI」として、下の2本のメッセージに1本目から順に答えさせた。返事は受け取ったまま載せている(加工していない) - 返事をした会話に送ったのは「伏せた後」のメモだけ。伏せる前のメモと、下の置き換え表は見せていない - 作った日: 2026-10-12 - 送り方の注意: 2本のメッセージは1回の依頼文にまとめて渡し、「1本目に答えてから2本目に答える。2本目を先読みしない」よう指示した。チャット画面で1本ずつ送った場合と同じ返事になるかは確かめていない --- ## 1. 伏せる前のメモ(AIには送っていない) マンションの管理会社に、上の階からの水漏れを連絡したい人のメモ、という設定です。 ```text 宛先: 見本不動産管理 の 例田さん ・サンプルハイツ見本町 502号室 に住んでいる 架空 花子 です ・10月6日(火)の夜、上の602号室の見本 一郎さんの部屋から水が漏れてきて、洗面所の天井にしみができた ・見本さんには直接伝えた。洗濯機のホースが外れていたらしい ・サンプル設備さんの見積もりは、天井の張り替えで 38,640円 ・火災保険(証券番号 ZZ-0000-1111)が使えるか、保険会社に問い合わせ中 ・管理会社から見本さんに話してほしい。共用部分の配管が原因でないかも点検してほしい ・平日は18時以降なら電話に出られる(090-0000-1234/hanako.kaku@example.com) ``` ## 2. 何をどう伏せたか | 伏せる前 | 伏せた後 | やり方 | 理由 | |---|---|---|---| | 見本不動産管理 | [管理会社名] | 目印に置き換え | 送るメールには要るので、あとで戻す | | 例田さん | [担当者名] | 目印に置き換え | 同上 | | サンプルハイツ見本町 | [マンション名] | 目印に置き換え | 住所に近い情報 | | 502号室 | [部屋番号] | 目印に置き換え | マンション名と組み合わせると住まいが分かる | | 架空 花子 | [自分の名前] | 目印に置き換え | 本人の名前 | | 10月6日(火) | 10月上旬 | まるめる | 文面を作るのに日付までは要らない | | 602号室の見本 一郎さん | 真上の部屋の人 | 言い換え | 他人の名前と部屋番号。本人の許可なく渡さない | | サンプル設備さん | 業者 | 言い換え | 文面に業者名は要らない | | 38,640円 | 約4万円 | まるめる | 文面に1円単位は要らない | | 証券番号 ZZ-0000-1111 | (消した) | 消す | 契約の番号。文面に要らない | | 18時以降 | 夕方以降 | まるめる | 生活の時間帯が分かる | | 090-0000-1234 | [電話番号] | 目印に置き換え | メールの最後に要るので、あとで戻す | | hanako.kaku@example.com | (消した) | 消す | メールで送るので本文には要らない | 目印は、6種類とも中身の違う名前にしました([自分の名前] と [担当者名] のように)。全部を「○○」にすると、あとで戻すときにどれが何だったか分からなくなるためです。 ## 3. 伏せた後のメモ(AIに送った版) ```text 宛先: [管理会社名] の [担当者名] さん ・[マンション名] [部屋番号] に住んでいる [自分の名前] です ・10月上旬の夜、真上の部屋から水が漏れてきて、洗面所の天井にしみができた ・真上の部屋の人には直接伝えた。洗濯機のホースが外れていたらしい ・業者の見積もりは、天井の張り替えで約4万円 ・火災保険が使えるか、保険会社に問い合わせ中 ・管理会社から真上の部屋の人に話してほしい。共用部分の配管が原因でないかも点検してほしい ・平日は夕方以降なら電話に出られる(連絡先は [電話番号] ) ``` ## 4. 送ったメッセージ ### メッセージ1 ```text 次のメモをもとに、マンションの管理会社に送る丁寧なメールの文面を作ってください。 [ ]で囲んだところは、あとで自分で書き入れるので、そのまま残してください。 宛先: [管理会社名] の [担当者名] さん ・[マンション名] [部屋番号] に住んでいる [自分の名前] です ・10月上旬の夜、真上の部屋から水が漏れてきて、洗面所の天井にしみができた ・真上の部屋の人には直接伝えた。洗濯機のホースが外れていたらしい ・業者の見積もりは、天井の張り替えで約4万円 ・火災保険が使えるか、保険会社に問い合わせ中 ・管理会社から真上の部屋の人に話してほしい。共用部分の配管が原因でないかも点検してほしい ・平日は夕方以降なら電話に出られる(連絡先は [電話番号] ) ``` ### メッセージ2 ```text さっきのメモ(あなたに送った版)に、私やほかの人が誰か分かってしまう手がかりがまだ残っていないか点検してください。残っていれば、どこをどう伏せればよいかも教えてください。 ``` ## 5. AIの返事(受け取ったまま) ### 返事1 改行をそのまま見せるため、コードブロックに入れています。文面は変えていません。 ```text 件名:上階からの漏水について([マンション名] [部屋番号]) [管理会社名] [担当者名] 様 いつもお世話になっております。 [マンション名] [部屋番号] に住んでおります、[自分の名前] です。 上の階からの漏水について、ご相談とお願いがありご連絡いたしました。 ■ 起きたこと 10月上旬の夜、真上のお部屋から水が漏れ、当方の洗面所の天井にしみができました。 ■ これまでの対応 ・真上のお部屋の方には、私から直接お伝えしました。洗濯機のホースが外れていたようだとのことです。 ・業者に見積もりを依頼したところ、天井の張り替えで約4万円とのことでした。 ・火災保険が使えるかどうか、現在保険会社に問い合わせております。 ■ お願いしたいこと 1. 管理会社様から、真上のお部屋の方へお話をしていただけないでしょうか。 2. 念のため、共用部分の配管に原因がないかを点検していただけないでしょうか。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご対応いただけますと幸いです。 お電話でのご連絡は、平日であれば夕方以降に出られます([電話番号])。 どうぞよろしくお願いいたします。 [自分の名前] [マンション名] [部屋番号] ``` ### 返事2 いただいたメモを見直しました。名前・管理会社名・担当者名・マンション名・部屋番号・電話番号は [ ] で伏せてあるので、いちばん直接的な手がかりはもう消えています。メモだけを見て、あなたや真上の方が誰かを特定するのは難しいと思います。 ただ、まだ残っている情報が少しあります。一つずつは弱い手がかりですが、組み合わせると、同じマンションの人や管理会社の人なら「あの件だ」と気づける程度の具体性があります。気になる場合は、次のように伏せられます。 1. 時期「10月上旬の夜」 漏水が起きた時期が分かります。「先日」「最近」や [発生日] にすると伏せられます。 2. 真上の方の事情「洗濯機のホースが外れていたらしい」 これは、あなたではなく真上の方についての情報です。「上の階の水回りの不具合が原因のようです」のようにぼかすか、[原因] にできます。 3. 金額「約4万円」・保険の状況 これだけで人が分かることはまずありませんが、出来事を特定しやすくする具体的な数字です。必要なら [見積額] にできます。 4. 生活の様子「平日は夕方以降なら電話に出られる」 あなたの勤務時間などがうっすら分かります。[連絡が取りやすい時間帯] にすると伏せられます。 5. 部屋の位置関係「真上の部屋」「洗面所の天井」 部屋番号が分かれば上の階の部屋も分かりますが、部屋番号を伏せてあるので、今のままで問題ありません。 補足: 実際に管理会社へ送るメールでは、名前・部屋番号・連絡先などを書かないと対応してもらえないので、送る本文には書き入れてください。伏せる必要があるのは、AIやほかの人に見せる下書きの段階だけです。 ## 6. 確かめたこと(AI(Claude)が Python で数え直した) 返事1の文面を、プログラムで次のように確かめました。 | 確かめたこと | 結果 | |---|---| | 目印が残っているか | 6種類すべて残っていた(合計11か所: [マンション名] 3・[部屋番号] 3・[自分の名前] 2・[管理会社名] 1・[担当者名] 1・[電話番号] 1) | | メモの8つの要素(10月上旬・真上・洗面所の天井・洗濯機のホース・約4万円・火災保険・共用部分の配管・夕方以降)が入っているか | 8つとも入っていた | | 伏せる前のメモにしかない語(見本・例田・架空・サンプル・502・602・38,640・090・example・ZZ)が出てくるか | 1つも出てこなかった | 返事2が挙げた5つの手がかりは、どれも伏せた後のメモに実際にある語句でした。目印にした6種類を「伏せてある」と正しく読んだうえで、残った時期・他人の事情・金額・生活の時間帯を挙げています。 ## 7. 目印を手元で戻す 目印を本物の値に戻す作業は、AIには頼まず、手元で行いました。次の短い Python のプログラムで、返事1の目印を置き換えています(AI(Claude)が書いて動かした)。 ```python import sys t = open(sys.argv[1], encoding="utf-8").read() table = {"[管理会社名]": "見本不動産管理", "[担当者名]": "例田", "[マンション名]": "サンプルハイツ見本町", "[部屋番号]": "502号室", "[自分の名前]": "架空 花子", "[電話番号]": "090-0000-1234"} n = 0 for k, v in table.items(): n += t.count(k) t = t.replace(k, v) print(t) print("置き換えた数:", n, file=sys.stderr) print("残った[ ]:", t.count("["), file=sys.stderr) ``` 結果は「置き換えた数: 11」「残った[ ]: 0」でした。戻した後のメールの冒頭は次のとおりです。 ```text 件名:上階からの漏水について(サンプルハイツ見本町 502号室) 見本不動産管理 例田 様 いつもお世話になっております。 サンプルハイツ見本町 502号室 に住んでおります、架空 花子 です。 ``` 「10月上旬」「約4万円」のように、まるめた値は目印にしていないので、プログラムでは戻りません。管理会社に正確な日付や金額を伝えたいときは、送る前に自分で書き直します。